-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー

皆さんこんにちは!
株式会社RELIFE、更新担当の中西です。
さて今回は
~喜び~
就労支援の現場には、毎日たくさんのドラマがあります。履歴書を初めて書けたとき、面接で笑顔が見えたとき、そして「働けました」と報告をもらったとき
それらの一つひとつが、支援者にとっても深い“喜び”とやりがいとなります。
ここでは、就労支援事業におけるさまざまな喜びを、現場目線でご紹介します。
利用者の中には、長年引きこもっていた方、障害によって働くことをあきらめていた方も少なくありません。
そんな方が、初めて作業に参加し、初めて「自分の力で誰かの役に立った」と実感する。
そのときの「うれしい」という笑顔――それは、支援者にとっても胸を打つ瞬間です。
“人の成長を目の前で見られる”という仕事は、他にそう多くありません。
就労支援では、「いきなり正社員」は目標ではありません。
むしろ、「朝10時に来る」「3日連続で作業を続ける」など、小さな達成の積み重ねが大切です。
その小さな「できた!」を一緒に喜ぶことで、利用者は自己肯定感を少しずつ回復します。
支援者自身も、「一緒に歩んでいる」という実感が喜びとなるのです。
ある利用者が「ありがとう、息子が笑顔で帰ってきました」と保護者から言われたとき、
その支援者は涙をこらえながらこう思ったそうです
「就労支援って、本人だけじゃなく家族や地域も元気にできるんだ」と。
「働く」は、単にお金を得る手段ではなく、“つながりを取り戻す”手段でもあるのです。
企業と連携し、利用者が職場に溶け込んでいく姿を見ると、
「この人がいることで会社が少し明るくなった」
「支援の仕組みが社会の一部になっている」と感じられます。
支援者自身が、「社会を支える一員」としての誇りを持てる
これこそが、就労支援事業が長く続く理由かもしれません。
就労支援の仕事は、日々の苦労もあります。
でもその先にあるのは、「人の可能性を信じて支える」ことで得られる、かけがえのない喜びです。
誰かの「働きたい」という願いに寄り添い、「働けた」という希望に変えていく。
それは、誰かの人生を少しずつ、でも確実に変えていく尊い仕事です。
皆さんこんにちは!
株式会社RELIFE、更新担当の中西です。
さて今回は
~必要な支援を受けるために~
就労支援事業は、ただ「職を紹介する」だけの取り組みではありません。利用者一人ひとりの状況や背景に応じて、“働くまでの道のり”と“働き続ける力”を支える総合的な支援が求められます。ここでは、支援に必要な本質的な要素を体系的に解説します。
支援対象者の多くは、過去の失敗や孤独な経験を抱えており、「人を信じること」に慎重になっている
表面的な面談や就労訓練だけでは本質的な変化に結びつかない
毎朝の声かけや日誌の共有を通じた“心の見守り”
成功体験の積み重ねで「できた!」の自信を育てる
担当職員の継続性と温かさが“安心できる場”を生む
一律の勤務形態や評価制度では、多様な事情を抱える利用者に合わない
スモールステップを用意することで、負担を減らし継続を可能にする
「週1回2時間勤務からスタート」「昼食づくりだけを担当」など段階的な就労
作業内容の選択肢を複数用意(軽作業、事務補助、屋外作業など)
遅刻や中断があっても「責めない」雰囲気
生活の不安(住まい・金銭・健康)があると、仕事への集中が難しくなる
就労支援と生活支援を分断すると「働けても暮らせない」状況が続く
自治体・社協・保健師・医療機関との連携体制を整える
「食事支援」や「通院同行」など非就労領域のサポートも視野に
生活保護や住宅確保給付金などの制度活用支援
就職できても、最初の3ヶ月〜半年で辞めてしまうケースが多い
小さなストレスが積み重なる前に介入することが重要
就職後の定期面談(月1回〜2回)とメール・電話フォロー
企業との連携(職場定着支援員の配置や相談窓口の設置)
利用者が困った時に「戻れる居場所」を確保
支援者自身が「支援の対象」を深く理解し、柔軟に対応する力が不可欠
一人のスタッフがすべてを抱えるのではなく、多職種連携が成果を高める
キャリアコンサルタント、精神保健福祉士、社会福祉士などの資格者配置
定期的な事例検討会やメンタルサポート体制
チーム内で「困りごとの共有」と「支援方針の統一」を行う
就労支援に必要なのは、「すぐに働かせる力」ではなく「一緒に歩む力」です。目の前の利用者が、心から「働きたい」と思えるまで、寄り添い、支え、導くことが私たちの役割です。
制度やマニュアルに頼るだけでは届かない“人の可能性”を信じる支援こそ、社会をより豊かにする第一歩です。